
T a i r a H a t t o r i
岡山県出身。現在関東を拠点に写真家として活動。
幼少期から記憶力が良い方ではなかったために、人と仲良くなれなかったり理解してもらえなかったり色々と対人関係で苦労した経験を持つ。
自身の記憶を呼び起こす鍵となってくれたのが『写真』であることに気づき、写真に触れた瞬間にフラッシュバックする記憶と感情について、考えるようになる。
写真を始めたことで、人や物など色々な事に対して『距離感』という疑問を抱き始める。
認知症であった祖母が生前に大切にしていたという写真を手にした時、データでは感じられない感情に気づかされ、『写真によって起こされる記憶や感情』について更に追及するように。
現在では写真に対して『質感』や『手触り』を求め、質感を感じやすいモノクロ撮影に挑戦し、データだけではなく印刷する事で現物に触れるということに取り組んでいる。
『記憶』『感情』『質感』『手触り』など
『距離感』をテーマに、写真を通して表現している。